About Us 当院の紹介

テラスの想い

肉体・精神を病む方々に、
心を込めた在宅医療を

  1. 在宅医療をテラス光となれるよう努力する。
  2. 肉体・精神を病む方々に対し、病気からの快復、肉体的・精神的苦痛からの解放の
    お手伝いをさせて頂く貴重な機会を自覚する。
  3. 心を込めて在宅医療を実践できる、そして同時に我々自身を自愛し尊重できる組織であることを理念とする。

院長挨拶

院長石綿 一哉

幼いころ、がんを再発した父が退院し自宅に戻った日、私は死を直視できず友人宅へ逃げました。
母は介護に疲れ、父は再入院し病院で最期を迎えます。看取れなかった深い悔いは三十年を経た今も胸に残り、私を在宅医療へ導く灯となりました。

埼玉県北葛飾郡杉戸町で自然に囲まれて育ち、大学ではサッカー部で厳しい環境のもと心身を鍛えました。
医師としての第一歩は新潟県立がんセンター。
そこで「抗がん剤治療の究極は血液内科」と教わり、以降十九年間、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫の化学療法や造血幹細胞移植に携わり、延べ数千例の治療に伴走してきました。
全身管理と緩和ケアの重要性を痛感しつつ、病と生の狭間に立つ方々に寄り添い続けました。

治療が奏功しない局面でも、「家に帰りたい」という願いが叶うと患者さんに奇跡のような活力が宿る瞬間を幾度となく目にしました。
退院時には食事もままならなかった方が、縁側で家族と団らんしながら好物を味わい、笑顔を取り戻す姿──それは病院の高性能な機器に勝る”おうちパワー”の証しです。

私は「誠実」「前向き」「主体的に地域と関わる姿勢」を診療の軸としています。
まず患者さんと真正面から向き合い丁寧に声を聴く。次に困難な状況ほど前向きに打開策を探る。
そして医療者自ら地域課題に飛び込み、多職種と柔軟に連携する──この三つが在宅医療の力を高めます。

たまプラーザから青葉区・宮前区・麻生区、時には都筑区や多摩区まで伺い、輸血・中心静脈ポート管理・持続皮下注射・在宅酸素療法など高度な医療にも対応します。
夜間・休日対応やオンライン診療を組み合わせ、ICTでご家族と情報を共有し、不安を最小限に抑えます。

在宅医療は決して「最後の選択肢」ではありません。
自宅だからこそ挑戦できる化学療法、在宅輸血、リハビリ、スピリチュアルケアがあり、人生の希望を取り戻す舞台になり得ます。
患者さんを中心に据えた「小さな病院」をわが家に再現し、医療と生活の境目を限りなく低くすることが私の目標です。

三人の子どもと妻と一緒に料理をし、お気に入りのハーブでパスタソースを作るのが休日の楽しみです。
スキーで雪原を滑ると、生命の躍動を全身で味わいます。
その感覚が臨床で患者さんと向き合う私に活力を与えてくれます。
人生を楽しむ余白があるからこそ、医療の場でも希望を語れる──そう信じています。

二十一年におよぶ医師人生で学んだのは、医療の本質は「治す」ことだけでなく「その人らしい暮らしを最後まで守る」こと。
畳の上で家族に囲まれて穏やかに目を閉じる患者さんの表情は、私に在宅医療の尊さを教えてくれました。
あの日父が望んだであろう最期に寄り添えなかった後悔を、多くのご家族が繰り返さないよう力を尽くします。

学術面では国内外の学会で発表し、造血幹細胞移植後の感染症対策などを研究してきました。
長年培った知識と経験を地域に還元し、これからもICTを活用して医療の質と効率を高めてまいります。

在宅テラス診療所たまプラは、医療が持つ科学と人が持つ絆の力を結び、患者さんの人生を”テラス”のような存在でありたいと願っています。
「ただいま」「おかえりなさい」が交差する温かな日常を守るパートナーとして、後悔を希望に変え、皆さまが最期まで自分らしく輝ける毎日を共につくってまいります。
どうぞ末永くお付き合いください。

略歴

平成18年
虎の門病院分院 勤務
平成31年
虎の門病院分院 内科総合診療科/血液内科医長

所属学会・認定医

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本血液学会 認定血液専門医
  • 日本造血・免疫細胞療法学会 造血細胞移植認定医
  • 日本輸血・細胞治療学会 日本輸血・細胞治療学会認定医
  • 日本自己血輸血・周術期輸血学会
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